活動再開に向けた感染拡大予防

  自主ガイドライン

 

  (新型コロナウイルス感染症に負けずに

    元気に活動するために守って欲しいこと)

                             

 1.はじめに

いつもノーティーズの活動にご協力いただき、ありがとうございます。また3月から3ヵ月間という長きにわたり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防の為、活動自粛にご理解、ご協力いただき、ありがとうございました。

 

 さて、東京都は、6月1日から「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」におけるステップ2に移行しました。このステップ2では、ステップ1で休業要請が緩和された「屋外運動施設」の、さらに観客席部分も使用が可能となります。このように、少しずつ日常が戻ってくる実感がある一方、地域によっては「感染拡大の第2波」と言える事態も発生しており、引き続き感染拡大予防が重要です。

 

 つきましては、西町ノーティーズでは、活動再開にあたり、後記の通り「新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防」に取り組みますので、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

2.基本方針

(1)体調が良くない場合は無理しない、させない

(2)手洗い又は手指消毒を徹底、道具の消毒を励行する

(3)3密を避け、他人とは2m間隔を原則とする

(4)2m以内が想定される場合は、原則マスクを着用する

(5)新しい生活様式に沿った、練習・試合のスタイルとする

 

3.自宅における取組み

 1週間のうち、ノーティーズの活動は土曜日・日曜日の2日間、それ以外は月曜日から金曜日の5日間です。活動日の朝晩はもちろん、平日も含めた7日間を通して、みんなで新型コロナウイルス感染症の感染予防に取り組みましょう。

(1)活動日の朝は、必ず検温を実施してください。

  (検温:体温を計ること)

(2)37.0℃以上の熱がある場合は、活動への参加を

   見合わせてください。

(3)(2)に該当しない場合でも、次のいずれかに該当する

   場合は、活動へ参加を見合わせてください。

  • 鼻づまり、のどの痛み、味覚・嗅覚障害がある

  • 咳が続いている

  • 家族や職場等に感染者がいる

  • 過去14日以内に海外渡航歴がある(海外渡航歴:海外に行ったこと)

(4)チーム活動や自主トレからの帰宅時は、まず石鹸による

   手洗いを十分に行ってください。

(5)早寝早起き、規則正しい生活と栄養バランスのとれた

   食事を心がけて、基礎体力、抵抗力を養ってください。

 

 4.個人の持ち物における取組み

  手洗いを徹底、マスク着用を励行しますので、通常の野球道具以外に、次の持ち物を持参してください。なお、持ち物には記名いただくようお願いします。

(1)ミニタオル

 (手洗い時の手拭き 兼 休憩時のクールダウン用)

(2)マスク

 (集合・解散時、移動時などに着用/できれば予備も持参)

(3)氷+ジップロック

 (任意/後記7参照) 

 

5.チーム道具における取組み

  野球道具の消毒を励行するほか、新型コロナウイルス感染症の拡大予防に向けた活動環境の構築に必要な道具を備えおきます。現時点における具体的な取組みは次の通りですが、必要に応じて追加で対応を行います。

 (1)キャッチャーマスク、球審マスクの定期的な消毒

 (2)(1)以外の野球道具の適時適切な消毒

 (3)消毒液(アルコール・次亜塩素酸水など)の常備

 (4)使い捨て清掃シートの常備

 (5)薬用ハンドソープの常備

 (6)ミニタオル干し用ハンガーの常備

 (7)非接触型体温計の常備

 

6.体調の把握・管理の取組み

日野市体育施設は、6月3日からの利用再開に伴い、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため「利用遵守事項」を定め、利用当日における「利用者名簿」の提出を必須としました。これへの対応のみならず、選手・保護者・関係者の生命と健康を守るため、次の通り体調の把握・管理に取り組みます。

(1)施設所有者及び管理者の求めに応じ利用者名簿を提出。

   利用日の1週間前までに特段の異議がない場合、本件

   に係る個人情報提供に同意したものとさせていただき

   ます。

(2)集合時に、検温実施の有無や体調を選手に確認します。

(3)休憩時、解散時に手洗い(30秒以上)をします。

(4)活動中に食事を取る場合は、手洗いを徹底し、

   できる限り距離を空けて着席し、食事中は会話を控える

   ようにします。

(5)活動中に体調の悪化が見られる場合、無理をさせず、

   保護者へ連絡のうえ帰宅させます。これに伴い、

   お迎えをお願いする場合もあります。

(6)施設の利用終了後2週間以内に新型コロナウイルス

   感染症を発症した場合、施設管理者に対して速やか

   に濃厚接触者の有無等について報告します。

  (利用遵守事項の一つ)

   そのため、活動参加歴のある選手・保護者が新型コロ

   ナウイルス感染症を発症した場合、速やかに監督又は

   マネージャーまでご連絡ください。

(7)新型コロナウイルス感染症の発症連絡を受けた監督・

   マネージャーは、運営陣(監督・助監督・ヘッド

   コーチ・マネージャーで構成)で情報を共有のうえ、

   必要な対策を取ります。また、罹患された方の個人

   情報の保護と接触が想定される方の保護の両立を図る

   とともに、いわれのない誤解や中傷を受けることの

   ないよう、最大限に配慮します。 

 

7.暑さ対策における取組み

  暑い時期の熱中症対策として、「こまめに休憩し、その度にコップ1杯程度の水分補給と冷却を行うこと」が推奨されています。この熱中症対策と新型コロナウイルス感染症の感染予防を両立するため、次の取組みを行います。

 (1) チーム全体での練習は、原則として半日とします。

 (2) 30分を目安に休憩を取ります。

 (3) 休憩時は、ハンドソープを使用して手洗いを行うとともに、ミニタオルで首筋を中心に冷却、水分補給を行います。

 (4) ミニタオルは、従来のように一括に集めてバケツで冷やすことはせず、選手一人ひとりが自分のタオルを水道水(流水)で冷却、洗濯します。

 (5) 氷も、集めることはせず、冷却に必要であればジップロックなど密閉できる容器に入れ、自分のタオルを冷すようにします。

 (6) チームのジャグでのお茶づくり、および選手のジャグへの補充は行いませんので、十分な量の飲み物を持たせてください。万が一、ジャグの中身が不足する場合は、母当番の判断により、ペットボトルを購入(実費負担)して補充します。

 (7) 熱中症対策としては、ナトリウムやカリウムなどのイオンを適度に含む飲み物が望ましいですが、ジャグの中身をお茶や水とする場合、別に熱中症対策のタブレットを持たせることを励行してください。

 (8) 特に熱中症が懸念される状況下においては、発電機と扇風機を活用して、換気とともに体感温度を下げる取組みを行います。

 

 8.練習における取組み

運動を行うにあたっては熱中症への配慮も重要なことから、運動の最中においては、「マスク着用」ではなく「他人との距離を2m以上空けること」を原則とし、次の取組みを行います。

  (1)原則として、他人との距離を2m以上空けます。

 (2)ランニング、アップなど、他人の呼気の影響を受けるメニューにおいては、指導者が位置取りを工夫(前後一直線ではなく並走する、または斜め後方に位置取るなど)します。

 (3)やむを得ず2m以上の距離を保てない場合、会話が必要な場合などは、原則としてマスクを着用します。

 (4)大声での会話、マスクなしでの2m以内での会話は避けます。

 (5)水道水(流水)による手洗い、ミニタオルの冷却・洗濯を行うときに3密状態を作らないため、グループ単位での練習を行うなど、一斉に休憩に入るのではなく、順番に休憩を取るようなオペレーションを心がけます。

 (6)荷物は、ブルーシートを広く使用(必要に応じて2枚使用)し、適度に間隔を空けて置きます。また、整理整頓をより一層心がけます。

 

9.試合における取組み

新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防に向け、協会や連盟でもガイドラインを策定しています。その中には、これまで試合中に行ってきたことの自粛についても盛り込まれています。寂しい気持ちや違和感はあると思いますが、この「新しい生活様式」に沿った試合のスタイルに順応し、声は控えめながらも熱い気持ちを持って、集中して取り組みます。

(1)ベンチ内で一定距離を取れるように設営します。

   (2)ベンチ内において2m以上の距離を取ることが困難な場合、原則としてマスクを着用します。ただし、位置取りや人数、行動、天候等を鑑みて、一定の安全性が確保できていると判断した場合はその限りではありません。

   (3)円陣や密集しての声出し、応援歌の歌唱は行いません。

   (4)肌が触れ合うハイタッチは行わず、エアタッチなどでコミュニケーションを取ります。

   (5)応援者は、選手や監督・コーチ、他の応援者と2m以上の距離を取ります。やむを得ず2m以上の距離が取れない場合は、マスクを着用します。

   (6)(大会の場合)主催者の判断、(リーグ戦、練習試合の場合)対戦相手との協議によりますが、原則として次の事項を省略します。

  • 試合前後の主将による握手、および全員での整列並びに握手

  • 保護者による審判、監督・コーチへのお茶出し

 

10.移動における取組み

移動については、3密(密閉・密集・密接)状態での長時間の移動を避けることを基本とし、具体的には次の取組みを行います。

  (1)移動先は、原則として日野市内及び近隣市とし、

    移動時間において30分以内を目安とします。

 (2)移動中はマスクを着用します。

 (3)自動車での移動時は、常に換気を行います。

 (4)自動車の2列目、3列目に乗車する場合は、

    原則1名分間を空けます。

 (5)特に近隣の場合は、自転車での移動も励行します。

    また、学年を分けて自転車での移動とする場合も

    あります。

 (6)家庭の希望により現地集合・現地解散も可とします。

    ただし、所定の駐車場は配車優先とし、有料駐車場の

    駐車料金は、部費での精算は行いません。

 

11.勉強会・ミーティングにおける取組み

換気されていない屋内で、密集・密接した状態での活動は行いません。勉強会やミーティングは、換気が徹底されている屋内において少人数で行うか、オンラインにより行います。

 

12.イベントにおける取組み

体験会や親子試合などの屋外イベントについては、前記各項及び後記13項に準じた体制を構築したうえで開催します。また、選手・保護者以外の参加者にも本ガイドラインの内容を周知し、理解・協力を得ることとします。

決起会、納会、合宿などの屋内イベントについては、リスクが高まることを踏まえ、より一層の注意を払って、個別に開催可否及び内容を検討することとします。

 

13.マナーや思いやりを兼ねた取組み

 (1) 咳やくしゃみをする時のエチケットを励行します。

 (2) 施設内において、唾や痰を吐く行為を行いません。

 (3) ゴミは各自持ち帰り、施設を清潔な状態に保ちます。

 (4) 自分と仲間を大切にし、またその先には仲間の大切な人がいることを自覚、「自分さえ良ければ」という考えはとりません。

 (5) 感染症に関する正しい知識の習得に努め、差別や偏見に基づく言動・行動をとりません。

 

14.その他の留意事項

 (1) 本ガイドラインにおいて「マスク」とは、安全対策を施したうえで「フェイスガード」と読み替えることができます。

 (2) 本ガイドラインは、西町ノーティーズが自主的に策定しています。

 (3) 本ガイドラインは、次のいずれかを踏まえて改廃することがあります。

   ・新型コロナウイルス感染症の状況

   ・選手や保護者、関係者の意見 

   ・他の学童野球チーム、他の野球競技、他の競技における取組み

   ・連盟や協会のガイドラインの策定・改訂

   ・日野市や日野市教育委員会、日野市立小学校の方針

 

 (4) 改廃の権限は監督としますが、事前に運営陣で協議し、改廃事項について、選手・保護者に周知することとします。

 

15.参考様式

 

 

 

 

16.参考資料

 (1)公益財団法人全日本軟式野球連盟,2020.5.22,「JSBB感染予防対策ガイドライン」

    (http://www.tnbb.or.jp/lkfile/ren_news200529-2.pdf

 

 (2)一般財団法人全日本野球協会,アマチュア野球規則委員会,2020.5.22,「新型コロナウイルス感染予防のためのガイドライン」

    (http://www.tnbb.or.jp/lkfile/ren_news200529-5.pdf

 

 (3)公益財団法人日本スポーツ協会,公益財団法人日本障がい者スポーツ協会,2020.5.14,「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」

    (http://www.tnbb.or.jp/lkfile/ren_news200529-7.pdf

 

 (4)日野市少年軟式野球連盟,2020.6.6,「連盟所属チームの活動開始に向けた感染拡大予防ガイドライン」

    (http://j-baseball-hino.tokyo/2020/06/06/連盟所属チームの活動再開に向けた感染拡大予防/

 

 (5)日野市,2020.5.29,「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う日野市体育施設の利用方法の一部変更について」

http://www.city.hino.lg.jp/shisetsu/sports/1014532.html

 

 (6)文部科学省,2020.5.22,「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~『学校の新しい生活様式』~ 」

    (https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html

 

 (7)文部科学省,2020.5.27,「熱中症事故の防止について(依頼)」

    (https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1417343.htm

 

附 則

 2020年 6月 6日 策定